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積み重ねた幸せが音を立てて崩れるきっかけとなったあの日、私は海軍本部でセンゴクさんやクザンさんと談笑していた
そこにやってきた海賊姿のロシナンテ
『どうしたの？』
「センゴクさん、俺、しばらくここを私用で離れます」
"止めなきゃ" 本能が反応した。ここでロシーを止めないと良くないとすぐに分かった
『だめ！行かないで！』
「ごめん、A。任務を終わらせてくるんだよ」
うそだ、それだけじゃない
『なら私もついていく！海兵として、ファミリーの1人として、ロシナンテの家族として一緒に行く！！』
立ち上がってロシーを見上げる
「これだけはダメだ。俺だけの方が動きやすいんだ、Aを巻き込む訳にはいかない」
ロシーは膝をおり、私と目線を合わせる
「これが終わったら約束してた家族旅行をしよう、Aの行きたい場所へ連れてってやる」
『いやだ。絶対やだ！！ひとりぼっちはいや！』
駄々を捏ねてるなんて分かってる
「Aちゃん…」
センゴクさんもクザンさんも困った様子で私を見るのを感じた
「頼む、な？ちゃんと帰ってくるから」
いやだよ、やな予感しかしないよ
『どうしても…？』
真剣な眼差しのロシーにもう止められないことを理解するのに時間はかからなかった
涙でぐちゃぐちゃになる私をロシナンテは力いっぱい抱きしめた。彼の鼓動がよく聞こえ、体温が伝わってくる
「どうしてもだ。帰ったらすぐにハグをしよう。約束」
彼は私の手を持って自分の小指と絡めた
「じゃ、行ってくるな」
『ロシー！』
少しずつ遠くなるロシナンテを呼び止めもう一度、強く抱きしめる
「愛してるぜ」
彼にしか似合わない目を細めた笑顔を目に焼き付け完全に見えなくなるとその場に座り込んだ
たった1人の家族であるロシナンテを見たのはこれが最後
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プスメラウィッチ - 初めてまして、この小説は、トラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？お願いします🙏続き頑張ってください。応援しています。 (2022年11月15日 15時) (
レス) @page2 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃
| 作成日時：2022年11月14日 23時
