11 ページ11
,
『若様…？』
日課であるお茶の時間、若様のお部屋へノックをして入ると汗をかきいつもの彼からは想像できない焦りをこちらまで伝わってきた
ただ事じゃない、でもどうすればいいのか分からない
今までもらってばっかりだったから辛い想いをしている人への寄り添い方のマニュアルを持ち合わせていなかった
「誰だ」
『Aです。大丈夫ですか』
ピリついた覇気が皮膚に伝わってくる。なにかしでかした奴がいるのか？
逃げ出しちゃいけない気がして、若様の方へ近づいた
『嫌な過去ですか？』
「そんなもんだ」
『なにか飲まれますか』
「いやいい」
そう言うと、若様は私をふわっと包み込んだ。
『ちょ、、、え、、？』
ロシーとはまた違う抱きしめ方で、だけどこれもまた心地よくて自然と彼に手を回す
『昔は昔です。いまは貴方を信頼している人達がちゃんといますよ。だから大丈夫です』
「お前は、、Aはどうだ？俺のことを信頼してるか？」
一瞬間を開けてしまった。これは任務、深入りなんてしちゃいけない。でも…想像を絶する過去を経験したに変わりはない
『はい』
ごめんなさい、ロシー。今だけは彼に寄り添った方がいい気がしたの
,
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 225人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プスメラウィッチ - 初めてまして、この小説は、トラファルガーローオチですか？できればトラファルガーローオチでお願い出来ますか？お願いします🙏続き頑張ってください。応援しています。 (2022年11月15日 15時) (
レス) @page2 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桃
| 作成日時：2022年11月14日 23時
