五条悟が買った呪術師

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起きたらそこは本家で地下牢ような場所で閉じ込められていた




お仕置き部屋としても使われていたここは私もよくいれられていた



「しばらくそこで反省していろ。五条悟に買われてこき使われるよりここにいて任務をする方がお前のためになる」





当主であるおじいちゃんにそう言われ壁にもたれ座った





携帯も取られ連絡はできないし地下のため光も入ってこない





何時間かすれば叔父さんたちが入ってきて好きなようにされた






『もうしにたい』





捕まってこんなことになるんだったら最初から買われない方が良かった




こき使われてるとか、大人になれば五条悟に遊ばれるとか散々なことを吐き捨てられた






『心配してくれてたらいいなぁ…』





私を買ってくれたあの日から悟兄ちゃんは本気で私を大切にしてくれていると思ってた。私の肩をやりたいことを最優先に考えてくれる良い人だった





信じていいのかな、助けに来てくれるって





こっちの手に渡れば簡単に離しちゃうのかな





『オムライス食べたい』





何時かも分からない私はお腹を空かせて、初めて作ってくれたご飯の味を思い出していた






『またこの生活はキツいなぁ』





任務で時間をかけすぎたときやおじいちゃんを怒らせた時はご飯を抜かれひたすら鍛錬をさせられていた





1回楽しい生活を送ってしまうと、次辛くなった時に耐えられなくなる。甘えを知ってしまったらなかなか戻ることなんてできない






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