宿儺でも敵わないただの奇人

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宿「強くなったな、A」




『ずっと祓ってたもん、そりゃそうや』




高専の屋根の上で月を見ながら語り合う



1週間に1回のお互いの楽しみになっていた



以前、悠仁と手合わせをした際に宿儺も見ていたようでAのレベルが上がったことに賞賛していた




宿「よいよい。頭を使うようになって格段に上がった」




『アホやったって言いたいんか？』





宿「実際そうだろうが。違うか？」




『違うわ！絶対宿儺より世の中のこと分かっとる


政治のことも今問題なっとることも。


あ！コロナとか！今大変なんやで？呪霊よりも厄介』





宿「なんだそれは」




『ウイルスがね世界で流行ってるから大変なの』




宿「ウイルス？」




彼はずっと眠ったままだったからAと会話をすることに少し難航していた




『バイ菌！宿儺と話す方が大変な気する！』




Aにそう言われ宿儺は傷つく←可愛いな、おい





宿「じ、じゃあどうすればいい」




『カタカナの本とかいろいろあげるから生得領域で読んどきなよ。結構面白いよ？今の日本』




宿「早く渡せ」





宿儺はAが楽しく喋ってくれることが今生きてる中で1番の娯楽だったため、なんでもしようと思っていた




『また揃えとくから来週までの我慢ね』




宿「わかった。忘れるなよ？」




『はーい』




ここまで来ると宿儺が幼く見えてめちゃくちゃ可愛い



作者とても見てみたい




時期に夜明けになるため宿儺は悠仁に変わった




『いつもありがとう』




悠「全然平気っす！」




『これからさ、宿儺に色んな事を教えて欲しいんだ。


あの人、基本的興味示さないから大変だと思うけどせっかく楽しい世界になったから沢山のことを知ってもらいたいんや


お願いできるかな？』




悠「もちろんです！Aさんお願いなら！」




『ありがとう』



悠「じゃあ俺もひとつ良いですか？」




悠仁は様子を伺いながら聞く



『ん？』



悠「今度、俺とどっか行きませんか！？」




『いいよ』




高校生が大人に遊びに誘うのはとても緊張することでいつ言おうか悠仁は数週間前からずっと考えていたのだ



やっと言い出せてそれが叶おうとしてるのだから悠仁の気分は最高潮だった





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