実力 ページ3
HS
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男の子っぽい声を出して痛がった彼女は立ち上がった
目を細めいかにも寝起き感満載の彼女
SD「寝てはいいが場所を考えろ、ほら、自己紹介」
彼女は頭だけペコッとし僕たちの方を見る
『チョン・Aです。1995年生まれの女です。どうぞよろしくお願いいたします』
先程とはうってかわりハキハキと喋ってくれた
SD「これからはAも加わって振り付けをしてもらう、ダンスの練習も手伝ってもらうから」
んん？？？振り付け？
このよく分からん女の子が？到底踊れそうには見えないけど
今だって床見ながらあくびしてるけどしっかりバレてるよ？
JK「コネとかなんかですか」
SD「ううん、俺がオファーして社長とも話した。さすがに俺も歳だし、若い子いるから」
ジョングクは訳わかんないという顔でAちゃんと言う子を睨みつける
そして彼女はというと部屋のつくりを観察中
なんか、、、危ない子だな
SD「見ての通りこんな奴だし認めないのもいるだろうな、A、踊れ」
顎で動かし彼女を真ん中へ立たせ音楽をかける
誰もが知っている東方神起の曲で難しいダンス
だがこの子は涼しい顔でアドリブを入れながら華麗に踊る
"すごい" この一言しか出なかった
曲は変わり最近まで踊っていたI NEED Uになる
それも完璧に、しかも、僕たちよりもじょうずに踊る彼女は只者ではないと感じ、同時に僕の神経を震わせた
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作者名：桃
| 作成日時：2021年8月29日 23時
