僕が恋した訳ありソロアーティスト【JK】 (ページ32)

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10周年ライブページ32

YOU

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1日限定ライブはファンクラブの子だけで、特別席にアーティストも招いた

IU、BTS、SEVENTEEN、BLACKPINK、TWICEなど私と深く関わってくれた人たちを呼んだ

もちろん家族もいてオッパは私のうちわを振り回してる

ライブは終盤になり残りは私の最後の挨拶と1曲だけ

KI「ほんとに言うのか？」

「10年で成長したわね」

「なんか子供見送る気分なんだけど！！」

カイオッパやメイクオンニたちが声をかけてくれる

『うん！もう嘘はつかない。ちゃんと伝えてくるね』

KI「泣いたら俺が駆けつけてやる」

「男が行ったらダメよ！そこは最年長の私でしょ！」

「年齢が近い私だと思います！」

社長「いやいや、社長が行くとこだろ」

なんであなたまで舞台裏へ入ってきちゃってんすか。さっきまで座ってたでしょ

『大丈夫、ひとりじゃないもん。ゆっくりでもちゃんと話すよ』

KI「頑張ってこい！」

背中を強く叩かれやる気が出る

私は大勢の人を欺いてきた。見えてない景色を綺麗だと嘘をつき、ただのアーティストだと言ってきた

でも本当は違う。私はみんなと同じ景色を見ることも同じラインに立って進むこともできない

誰かに支えてもらわないとテレビに出ることもできない

『よし！』

オーダーメイドのマイクを握り、Tシャツとジーパンのラフな格好で再びステージの真ん中へ歩いた

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