仲良しグループになれたから

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JN





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『ついてきてもらってありがとうございます』





JN「いいえ〜」





あまり派手ではない服を身にまといお花を持ってAの両親のお墓参りへ来た




亡くなって6年目の冬




まだ雪が残り辺りは白く凍えるように寒い




『冬は好きですか？』




JN「1番ってわけでないけど好きだよ。みんなで乗り越えてきた季節だから」





防弾少年団の曲は冬を題にしたのが多い



だから僕も自然と冬が好きになっていた





JN「Aは嫌い？」





この子にとって冬は悲しい思い出しかないのかな




寒くて気分も下がるのに大切な人を亡くし、自分も酷い扱いを受けてきたもんね





『大嫌い、、、でした。冬に楽しい思い出は数える程しかなかった



でもみんなに会ってそうじゃなくなったんです。冬は春を迎えるための準備期間




前の出来事があってからよく思い出してみたら冬も沢山いい思い出があった』






白い吐息を吐きながら話す彼女の目はいつもより輝いている





JN「よかった」





両親のお墓の前に着きお花を添えて手を合わせる





『6年間の中で今年が1番気分が軽いかもしれないです。助けてくれる人が私にもいるってちゃんと分かったよ



あの日、私を見つけてくれてありがとう。すごく幸せだった。愛情も人と関わることも分からない私に飽きないで育ててくれてありがとうございました




今まで罪滅ぼしで生きてた。私がいるせいで苦しんだ人達を元気づけようとしてた。でももうそんなかんがえはやめるね




Aという名を大事に強く生きていくから』





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