もう一度だけ、君に逢いたい【JM】 (ページ3)

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志望校もだんだんと決まってくる12月

僕とAは久しぶりに喧嘩した

といっても僕が一方的に聞かなかっただけかな

『ジミナ首席入学なんだって？さすがだね』

いつもの帰り道ポケットに手を突っ込みながら話すA

僕は知ってた、僕じゃなくてAが首席入学する予定だったことを

だけど彼女は一般で入学すると言って断ったのだ

担任が極秘だからA以外には漏らすなと忠告され親と彼女以外には言うことも出来なかった

JM「なんで断ったの？」

Aは僕より1年早くダンスを始めていて当初から舞踊をしている。断る理由も全くないのに

『ジミンの方が優秀だもん、首席とか堅苦しい』

JM「俺に内緒にしてたのはなんで？隠し事はなしって言ったけど？」

『なくなった話だし言う必要ないかなって』

JM「意味わかんない」

『ちょ、、ジミナ！』

バイバイも言わずに家に入った

自分でいいのか不安だったんだ。首席入学となれば中学の代表としていくことになるし先生や生徒からも注目される

僕なんかよりもっと賢くて実力のあるAが行く方が正しいのに、あいつは僕に譲った

実力でいけるのがわかってて首席を断った

相談もなしに勝手に決められたのも許せなくて、Aにとって僕の存在が小さすぎて腹立った

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