さしす組の後輩は特級呪術師

理由 ページ10

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夏「悟はなんでAのことをそんなに毛嫌いしているんだい？昔になんかあったとか？」






五条の部屋で漫画を読みながら夏油が問う





五「なんもねぇよ、その前にアイツとはガキの頃1度も会ってない」





甘いものを食べながら気だるそうに答えた





五「普通だったら来なきゃいけない集まりにアイツだけは来なかった」






夏「まさかそれだけで嫌いになったとか言わないだろうね？」






五「当たり前だろ、さすがにないわ」






夏「じゃあなぜ」





訳が分からないという顔で夏油は五条を見る






五「アイツのあの生き方がウザイんだよ、年相応の感じが全くない。だから俺は気に食わない」






半分五条のわがままじゃないかと疑問に思いながらも夏油も千葉の考え方や行動の仕方につっかかる所はあったため否定はしなかった





夏「だからって追い詰めるようなことはしたらダメだよ」






五「あっそ」






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satoru





「千葉家史上で1番の優秀な子供が生まれた」





その情報を聞き俺はガキの頃からアイツに興味があった




俺よりも先に反転術式を使いこなすようになりますます興味が湧いたと同時に敵対視するようにもなった




五条家と千葉家が顔合わせするときになぜかAだけは来なかった。体調が優れなかったからだと聞いたが俺は別の理由があったと思ってる




どうせ親から愛情を沢山もらって生きてきたんだろうと偏見を持ち高専に来たAになんか言ってやろうと考えていたが、アイツが教室に入ってきてその考えはすぐに飛んだ





16歳とは思えない落ち着きと瞳には光も灯さずただ生きてるとだけにしか見えなかった




本当はもっと元気付けれるような声掛けをすれば良かったのにそれとは裏腹に俺は違う言葉に放った




それなのにアイツは冷めた顔で俺を見たのがもっと気に食わなった






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