京本家のメイドさん (ページ2)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:12,145 hit

2 ページ2

___

寝る前にちょっと気になって彼女の部屋に行ってみることにした。

寝れれば何処でも構わない、と言っていた彼女は俺の趣味部屋に寝泊まりすることになった。

俺の遊戯王…とか思ったけど触らないと誓ってくれたし……と半分心配半分興味で部屋をノックする。

大我「俺だけど……入っていい？」

どうぞ、と聞こえ中に入る。先程のワンピースのままベットに腰掛けていた。視線の先には俺の遊戯王カードが。

1人でなんかしてたのか知らないけど頬が赤くてちょっと興奮気味だった。すたすたと俺の前に来れば

貴「あの……遊戯王好きなんですか……？」

と一言。どうやら同士だったらしい。

大我「メイドさん知ってるの！？」

貴「世代とまではいきませんが… このカードが好きです、」

彼女が指さしたのはオシリスの天空竜。女の子が神のカードってなかなかゴツくてギャップ。

宝物なんです、と荷物の少なそうな小さなカバンから見せてくれたのはなんとデッキだった。

えっじゃあ俺頼めばデュエルできるってこと？

突然の遊戯王仲間に歓喜の気持ちが湧けば

大我「ねぇ、2人っきりの時はさ、お坊ちゃまとか大我様とかご主人様とかじゃなくて、普通に呼んでよ。」

遊んでる時堅苦しくされるよりこっちの方が嬉しいから。

すると彼女は少し考えてからゆっくりと頷き、

「承知しました、」

ってニッコリ笑うもんだからまた心臓が喧しくなってきた。