保健室の住人【今日から俺は】 (ページ33)

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Aは保健室でゆっくり昼寝をしていた。

ｶﾞﾗｯ

『先生！いますか！』

｢んあー？誰だよったく｣

『すいません！
この子バットで殴られちゃって先生いますか？』

｢あ、君もしかして1年生？
大きな傷だね～
今、浅沼……じゃなくて保健室の先生いないからアタシが手当したげるよ
その椅子に座らせて｣

と血だらけの男の子を連れてきた女の子に指示をする。

数分後。

｢よし！これでOK！
アタシはまた寝るから後よろしくね｣

そう言ってAはまたベッドの中に潜った。

それから数十分して周りが騒がしくて目が覚めた。

｢うるせええええ！｣

起きるとそこには山口先生を取り囲む椋木先生、三橋、伊藤がいた。

伊藤｢なんだAちゃんいたんだな｣

｢伊藤！それはどういう意味だ！アタシの影が薄いということか！ああん！喧嘩なら買ってやるぜ！｣

伊藤｢ちげえよ｣

Aは真剣な眼差しになり山口先生を見た。

｢冗談はさておき、何があったか説明しろ｣

三橋｢流石裏番長……｣

｢この学校の頭は三橋だろ！！お前がしっかりしてないからこんなことになってんだよ！｣

三橋｢あー簡単に言えばヘルメットかぶった一年が暴れてる｣

｢簡単に言ってそれか？｣

伊藤｢バット振り回してたから｣

なるほどさっきの子を殺った奴と同じ奴だな。

｢さあて、躾の時間だねえ｣

と、Aは悪魔のような笑みを浮かべた。

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