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家に帰ると智司がいた。
「智司!どうした?なにかあったのか?」
片桐「それは俺のセリフだ
なんでそんな泣きそうなツラしてんだ」
「ただ夢見ただけ
三橋も伊藤も理子も猛もみんなアタシから離れていく夢」
片桐「フッ大丈夫だアイツらはお前を見捨てたりしねえよ、勿論俺もな」
こういうときの智司ってホントかっこいいよね
「ありがと、で、要件は?」
片桐「相良が……ヤクザを後ろ盾につけた。
それから相良が頭降ろされたんだが
最近また頭に戻ったらしいんだ」
「は……?猛がヤクザに?」
早くしねえと取り返しがつかなくなる!
コッチに戻ってこれなくなる!
猛が……アタシから離れていく!
そんなの絶対に嫌だ!
「いや、だ、イヤだよ!ねえ智司!
どうしたらいいの?」
片桐「あいつのことだきっと三橋や伊藤になにか仕掛けるはずだ
開久の奴らが最近女盾に使って暴れてるらしいしよ」
「明日行こうきっと猛動くはずだから」
Aはなにか決心したかのような表情で立ち上がった。
「智司!今日ウチ泊まってけ!
明日朝イチで猛探しに行くよ」
片桐「は!?俺何も持ってきてねえぞ!」
「父さんのがあるからいいだろ?な?」
Aの勢いに押されて頷いてしまった片桐の選択肢はただ一つ。
片桐はAの家に泊まるしかないという事だ。
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作者名:お肉大好きはるきゃん! | 作成日時:2018年12月12日 22時