めんどくさい13 ページ15
・
3本の刀どうしよ。
これは流石に持ってたいんだよなー。
何かあった時のために
ま、刀1本で充分かな。
岩泉「なぁ。これシャーペンとしても使えるのか?」
「あー、使えるぞ。その消しゴムも使える。俺のペンだって使えるんだからな。」
及川「凄い。こんな刀があるなんて……」
あるのはこんな便利な刀だけじゃない。
「妖刀だってあるから。知らない刀は迂闊に触らない方がいい。」
取り憑かれちゃうぞっ!←
及川「ねぇ。妖刀ってどんな刀なの?」
あ、妖刀分からなかったんだな
「何らかの神通力……要するに人間に好意的じゃねぇ「妖しい」なにかだ。それが刀に宿るんだよ。
この前?少し前?いやかなり前?何か月前?まぁ、そのくらいのころの話だ。
ある妖刀が巷を騒がせた。その妖刀の名は
『紅桜』
それはな。刀とは言えないほど恐ろしいものだった。」
2人は息を呑みAの話に聞き入った。
「刀というより機械のようだったよ。その犠牲者は数知れない。俺の幼馴染もそのせいで怪我を負った。ま、俺が相手ぶっ倒して終わったけどな(ニカッ」
岩泉「殺したのか?」
「ふふっ殺してねぇよw死んでねぇもん。その妖刀を破壊しただけだよ。紅桜ってのはかなり身体的に侵食が進むんだ。だから身体に影響が及んだ。」
ってなにガキ相手にこんなこと話してんだよ俺。
「わり、忘れてくれ。」
及川「イヤだよ!!俺もっとAと仲良くなりたいもん!!もっとAのこと知りたいもん!!絶対に忘れてなんかやらないからね!!べぇーだ!」
ガキだな←
ばっかじゃねぇのw
ほんっと……
岩泉「及川の言う通りだ。不覚だがな。」
及川「ちょっと岩ちゃん!酷くない!?」
岩泉「うるせぇ!!」
岩泉「俺はお前と友達のつもりだ。友達って言うのはそうやって何でも話せる奴のことを言うんだ。」
そうか……
「ありがとな。じゃあ、忘れなくてもいい。」
コイツらといると自分がたまに穢れて見える。
はじめと徹は人を殺したことも無いような人間だ。
俺は2人とは違う。
数え切れないほど人を殺してきた。
真選組で働くまで普通に攘夷浪士だったし←
こんなこと考えても無駄だよな。
めんどくせぇし。
と考えを頭の隅に追いやった。
・
52人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:お肉大好きはるきゃん! | 作成日時:2018年8月21日 13時