ウロボロス～創造と破壊～ (ページ6)

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俺はあの話を聞くためにイクオくんを呼び出していた。

｢ねぇイクオくん。15年前……児童養護施設で起きた殺人事件のこと知ってる？｣

そう聞くとイクオくんの目が鋭くなった。

イクオくんは拳銃を取り出した。

と、同時に俺も拳銃を取り出した。

龍崎｢紫苑くんこそ、知ってるの？この前駅前で話してたでしょ？｣

｢それはイクオくんもでしょ～？俺は……児童養護施設『ひなぎく』で起きた殺人事件を追ってる。あの夜、柏原結菜が殺された。俺たちの……大切な、大切な先生をっ！だから！お前が何か知ってるとしたら……全部吐け。｣

龍崎｢！？『ひなぎく』って？しか柏原って……僕らは児童養護施設『まほろば』で起きた殺人事件を追ってるんだよ。僕らも先生を殺された。先生の名前は……柏原結子。｣

｢ねぇ、この二つの事件って……まさか｣

龍崎｢なにか繋がってるかも。｣

｢あとこの前の自殺のやつだけどあれ殺し、俺の相棒が教えてくれた。｣

龍崎｢僕も。｣

piriririririri

！？

『もしもし柳楽さん！？今どこですか？』

｢どうしたの？そんなに焦って。皐月ちゃん。今はイクオくんとお話してる～｣

皐月｢先日飛び降り自殺した会社員の妻と娘の乗った車が東京湾で発見されました！｣

！？おそかったかも！！

母親は誰かに殺されて海に沈められた！？

｢イクオくん！病院行くよ！｣

龍崎｢うん。急ごう！｣

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