ウロボロス～創造と破壊～ (ページ5)

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イクオくんたちの声が聞こえた。

イクオくんともう一人の男が

『ところでそっち(・・・)はどうよ？』

龍崎｢え？｣

『15年前の事件に決まってんだろ』

！？15年前って……

イクオくん……何を隠してるんだ。

光輝『おい！紫苑！聞いてんのかー？』

｢え？な、なんだっけー？｣

光輝『しっかりしろよ。あのこと(・・・・)なにか掴めたのかよ』

｢……え。｣

光輝『だから、15年前の事件のことだよ』

｢……あぁ、まだだよ｣

これをあいつに聞かれてるとは夢にも思わなかった。

―――

『君は何も見ていない。何も知らない。』

紫苑『え……ちょっとまってよ！』

光輝『犯人見たって言ってるだろ！』

『チッチッチッチッチッ頭の悪い坊やたちだ。この国の全ての人間は意識せずとも我々警察の庇護の下にある……』

『逆に言うとキミたちのちっぽけな人生を握りつぶすことが出来るのも我々警察だよ。』

―――

金時計をつけた男は俺らふたりを脅した。

そして事件を隠蔽したんだ！！！

俺らで結菜先生を殺した真犯人を＿＿＿＿＿＿

悪い人は俺達が裁いてあげるから……見ててね、結菜先生

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