It's 7 at night in Tokyo 【Hoshino Gen】

抹茶ラテ ページ7

Aside


「うわぁ、これどこの豆ですか、、」



『ブラジルのいつもの豆なんですがね、』



「あ、挽き方が違うとか？」



『ご名答』



「ふふふ。少し芳ばしい、、長く挽いてるのかしら」





もう一回ゆっくりとソーサーからカップを、持ち上げ

香りを確かめる、

それから口につけ、風味を嗜む。




「ん〜〜っ！少しフルーティーで最高」



『Aさんの記事が喫茶雑誌に載った次の日には客が増えますからね』



「やだ、おだてても何もいいことありませんよ」



クスクスと笑いながら時間が過ぎてゆく。


ちらりと色んなところに目をやると、、

あの、ミル、、高そうだわ。

オーダーメイドかしら。



『あのミル気になりますか』



「ああちょっと、」



『あれオーダーメイドでしてね。ええと、百万はしましたかね』



「へぇ、、」




あれにしようかな。

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