It's 7 at night in Tokyo 【Hoshino Gen】

デザインカプチーノ ページ15

星野side


地図と僕の顔を交互に見ながら、けろりとしているAさん。



なんせ、机の真ん中には地図しかなくて

Aさんの吐息が、


なんというかドキドキする。




たまにひくりと動いた時髪がするんと動いてまわりに花が散る。




g「ん、」


咳払いをするも、相手は普通に動いているつもりなんだもんな、、


「それで、、？盗難被害があってどうなんですか？」



ぼ、、、僕は全てわかってるんですよ！

Aさんの、正体！！




g「だから、、その、」



うー、言葉に出来ない



g「ええと、、えっと、ここら辺で唯一盗難被害に遭って無いのがさつきさんの喫茶店なんです、、」



「はい、。それ、で、、？」



g「も、もしかしてですけど、Aさんは」



「(札束何枚で黙っててくれるかしら)」



g「た、んていじゃないんですか！！探偵！」



「は？」



g「え？」



「探偵、？」



g「え、違いますか、え、恥ずかしい(笑)」



「いや！探偵ですよ！！ええ！」



あ、当たった、、！



g「ですよね！泥棒さんも探偵のいるバーならぬ探偵のいる純喫茶では物盗めないんですよ。きっと！」


「はぁ、、」


g「それにそれに、記事読みましたけど盗難被害に遭っている純喫茶全て回ってるんですよね。Aさん。

だから、ひっそりと謎を解決しようとしているのではと考えまして」



「ああ、」



g「あー、やっぱりそうですよね！！あー！すっきりー！」



「(可愛い。その盗難被害を起こしてるのが私なんだけどな)」



g「いやあね。中吊り小説の怪傑主婦仮面見てて思ったんですよね。」



「へぇ、、(笑)」



なんだか、不思議な顔をするAさん。



ふにゃふにゃしたり、ニヤニヤしたり


あれ、顔になんか付いてるのかな。





やっぱり探偵ってバレたく無かったか、、

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