It's 7 at night in Tokyo 【Hoshino Gen】

カフェマキアート ページ2

Aside



今日は仕事が早く終わって、いつもと違う時間に来たからかもしれない。


隣に男性が座っていて熱心にメモを取ってる。


さつきさんとたまに話してるからいつもこの時間に来てる客なのかな





ボストンメガネ


似合ってるな。


生成のシャツに、ブラックウォッチのネクタイ


そこから長めのベージュのベスト


暗い店内でもわかる


磨かれた黒い靴。






んーー、、、この時間にこの服。


サラリーマンじゃないのは確か。



同業者？




s「気になりますか」



珈琲を置く時にさつきさんが耳元で囁く。


「ええ、すこし。」



それだけ言って珈琲に口をつける。




g「あの、同業者ですか？」



ま、まさかのそっちから話しかけてきます？



「ええと、、、カフェとか、ファッションのライターしてますけど、、」


g「やっぱり同業者か。僕はファッション、ブランドモノのライターですよ。たまに違うものも書きますがね」




だから、手帳にあんなにブランドモノの名前があったのね。



s「繋げましたね。」




さつきさんはグラスを磨きながら微笑む



私たちも目を合わせるとさつきさんに笑い返した。





g「あの、名刺です」



「ありがとうございます、、。星野源さん」


g「えっと、、何か」



「いえ、私も出しますね」



g「AAさんですか。いい名前ですね」

名前を褒めるのは

落ち着いてるように見えてプレイボーイ？



わたしの経験の少なさを語ってるわ、、。



星野さんからもらった名刺はネイビー地になっていて白の明朝体で星野源と書いてあった。



手帳に挟む。



またここで会えるかしらと電話番号をこっそり登録した。

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