30せんち【アバンティーズ エイジ】

歩いていると ページ9

エイジside

こまちゃんと今、物を買うために街を歩いている

こまちゃんは凄く他人行儀で…
いや、他人なのは間違いないけど！！

ずっと敬語を使っている

だから、俺は

エイジ「あのさ、敬語やめない？
えと、呼び方とかもさ、エイジとかでいいから、
こまちゃんのが先輩だし…」

『でも！私の方が歳下ですから！』

エイジ「YouTubeに歳は関係ない！ってジョージが言ってたw」

『ジョージが言うなら間違いないなwww
じゃ、じゃあさ、その、








えいちゃんって呼んでもいいかな？』


と、こまちゃんは少し恥ずかしそうに下を向き
小さな声で言った。



えっと、狙ってやってんのそれ、だとしたらめちゃくちゃ才能あると思うんだけど！


絶対、何も考えてないだろうなぁ…


エイジ「じゃあ、俺もこまって呼ぼうかな」

『あ、あのね！私ね！その、駒井Aっていうの、本名
あのね、みんな普段は私のことAって呼んでるし、その、良ければだけどえいちゃんにも









Aって呼んでほしいなぁ』


エイジ「…」

『あ、あー！嫌だったら全然こまでいいから！』

エイジ「いや、Aって呼ぶ、呼びたい」


ちょっとの間沈黙が流れた…

だけど、気まずさなんて一切なかった



すると、

『あ、ねぇ！えいちゃん！！千円自販機だ！


良かったらなんだけど今一緒に動画撮らない？』

エイジ「え？カメラ持ってるの？」

『うん！持ち歩くようにしてるから！』

エイジ「そっか、じゃ撮ろっか、いくら使うの？」


『5000円くらいかな！』

エイジ「じゃあ、俺も5000円でいいかな…」

『えいちゃんもしてくれるの！？』

エイジ「うん、楽しそうな動画だし」

『なんか、ごめんね？』

エイジ「こういう時は、ありがとうでしょ？」

俺が笑顔を見せるとAは少しタジタジになった

なんか、そういう事されると期待しちゃうな…

『じゃ、じゃあ、Let's動画〜』

エイジ「何それwww」

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