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菊池side
教室に戻るとすぐに中島が駆け寄ってきた。
そんな中島を無視して俺は自分の席に座った。
中島「なんで無視すんだよー。風磨ー。」
「なんでもねーよ。」
俺は少し強目に言った。
それでも中島は気づいてくれない。
中島「それでお前どーだったんだよ?」
中島お前気づいてくれよ。分かれよ。
中島「まぁー振られるわけねーよな。お前だもんな。」
その言葉を聞いて俺はつい大きい声を出してしまった。
「うっせーな。お前には関係ねーだろ。」
周りのヤツが結構ビビってて、中島もオドオドしてやがる。
中島「えっ?お前振られたのか?笑」
「おう。」
素直に答えると中島は大爆笑
「お前さー人が傷ついてるのに呑気に笑ってんじゃねーよ。」
中島「わりー。まさかお前が…振られるとは笑」
そう言いながらも笑ってんじゃねーかよ。
中島「気晴らしに放課後カラオケ行かね?」
「えっ?おう。」
なんでこんな時にカラオケって思ったけど中島なりに考えてくれてるんだろう。
「ありがとな…。」
小さな声で言ったから中島には聞こえてないだろうけど心からお礼を言った。
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作者名:みなみん | 作成日時:2017年9月16日 21時