20 ページ21
菊池side
「えっ?弟だったの?」
A「そうだよ。」
安心した俺はAに抱きついた。
「良かった。俺以外に男がいるのかもってちょっと不安になった。」
そんな俺をAを優しく抱きしめた。
A「そんなわけないじゃん…私には風磨だけだよ。」
A「ごめんね。不安にさせて…」
Aは俺の腕の中で涙を流した。
俺、女を泣かすなんて最低だな…
もっとしっかりしなきゃダメだな。
「俺こそごめんな。」
俺の腕から離れたときAの目は少し腫れていた。
この顔を見てから、コイツのことは泣かせないって心に誓った。
そう言えばさ俺Aの連絡先知らないな。
ふとそう思った。
「なぁ、Aの連絡先教えてくんない?」
A「えっ?そう言えば持ってなかったね。いいよ!」
そう言ってA俺に連絡先をくれた。
「サンキュー。じゃーまた明日な」
そう言って俺は家に返った。
11人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みなみん | 作成日時:2017年9月16日 21時