はやく俺に堕ちてこい【桃】

Episode48【続編へ】 ページ50

、





「ちょっと！なにしてんの？」



そんな中、優々が戻ってきた。あーあ、優々には心配かけたくなかったのに……



優々が戸惑うのもよく分かる。バチバチしている龍生くんと桃山くん。


その隣で絶望と戸惑いの表情を浮かべる私


教室中は私と桃山くんの余韻がまだ残っているのかヒソヒソ話している声、囃し立てる声、興奮いる男子たちがたくさんいる。




「龍生と姫野が付き合ったんだって」



「え？」



「それで桃山と水原が！」




桃山くんが鋭い視線を送る。


ナイス。



広めたら私も冗談抜きにぶん殴ってたと思うから。




「梨央大丈夫なの？」




『え、えっと、』
　



放心状態の私に急に話を降られ少し戸惑う。

でも優々は優しいからすぐそれを察してくれる。

今の私にはすごくありがたい。そこまで気を使える余裕と言うものがなかったから。



「ごめん。あとで話そ。姫野さんと龍生、もしそれが本当だったらあんた達最低だからね」



「ええ、優々ちゃんこわぁい」



「みんなも席について。 始まるよ」




優々の言葉でみんな席につく。これで問題解決となるわけでもないが、この場は一旦収まった。






…













「A、話そう」




頭がおいつかなくて


どうしようもなく辛くて







「水原、時間もらえる？」




優しくて、救いだしてくれて





『っ、え、、』




大好きな存在

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