選んだ道 ページ17
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私がスポーツ医学の勉強をすることになったのは、自分自身の過去の怪我が全ての始まりだった。
中学生のとき私は日本一と言われたリベロだった。
視野が広く当時はどんな球でも絶対取れる自信しかなかった。
そんな中学3年生の夏、練習試合中にボールを取り損ね靭帯を損傷した。その時には既に星城高校に指定校推薦で進学が決まっていた。
損傷が酷く手術をしたけど今まで通りの動きが出来なくなってしまった。
学校のご好意でそのまま星城高校に入学した私はプレーすることを辞め、女子バレー部のマネージャーになった。
マネージャーは凄く楽しくて毎日が充実していた。
そして入学してから２年後、同じ体育館のコートの反対側では幼なじみの祐希の練習する姿があった。
部活が終わる時間も大体同じだったからよく部活終わりに一緒に夜ご飯を食べながらバレーのことを熱く語り合った。
私はバレーが大好きだ。祐希と話すたびにそう思った。
これからもずっとバレーに携わりたい。
でもプレーせずにバレーに携わるにはどうしたらいいのか。
引退後調べてたどり着いたのが"スポーツナース"だった。
私は数ヶ月間必死に勉強して東京にある医療大学の看護学部に合格した。
入学してからの勉強は大変だった。ギリギリで合格して入ってからしばらくは周りに追いつくのに必死だった。
一方でどんどん成長して強くなっていく祐希がニュースに取り上げられる度に、私も祐希に追いつきたい…
その思いがより強くなっていった私はスポーツナースとしてチームに同行してプロバレーボール選手の健康管理をすることを目標に、より勉強を進めた。
ただプロのスポーツ選手につく医療従事者はやはりスキルや知識量が飛び抜けて高く、早見先生のスポーツ医学のゼミに入っていた私は4年生になったとき先生から直々に"秘書になってより専門的に勉強しないか"と誘われた。
それに早見先生は偶然にもバレーボール界のスポーツドクターとしても働いていた。
断る理由がなかった。
秘書になった私は知識習得や経験値を積むため、わからないことは院内の栄養士さんや理学療法士さんに直接聞いて教えてもらったり、週に1回は看護師としても勤務している。
日本代表のチームの一員になって祐希に会うことが私の選んだ道だった。
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nina(プロフ) - RIOさん» RIO様 ありがとうございます！がんばります(^^)！ (2022年1月30日 22時) (
レス) id: 1ff1a23912 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています！ほんっまに石川くんカッコいい……この作品めっちゃ好きです！笑 更新頑張ってください！ (2021年11月7日 1時) (レス) @page4 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nina | 作成日時：2021年8月10日 6時
