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840話 ページ7

佳菜子「おー。めっちゃ綺麗にしてるね」

「そうかな?いつもこんな感じだけど」

刑事「カナがだらしないだけなんじゃないの」

日野「昔からそうだよね」

佳菜子「刑事もフェイも失礼!」


やっぱり、佳菜子ちゃんがいると賑やかだな(笑)
本番前の緊張も、自然と解れていく感じ。


佳菜子「まずさ。カナ、Aちゃんに謝りたくて。カナの一言がきっかけでここまで広がるとは思わなかったからさ……ちょっと責任感じてるんだよね」

「気にしないで。きっかけはそうだったかもしれないけど、いつかはこういう時がくるって思ってたから。今がその時だったんだよ、きっと」

刑事「でもこのタイミングで結弦がインフルエンザとはね……」

日野「ゆづのことだから、加賀美さんのこと心配してるんじゃないかな」

「すごく申し訳無さそうに謝られました」

佳菜子「ほんと!ゆづのやつ何やってんだか。こういう時に一番そばにいなくちゃいけないのにさ」

刑事「原因つくった人が言うなよ」

佳菜子「それはぁ!……もー!」


田中さんの言葉に、佳菜子ちゃんが恨めしそうな顔をする。


「同期っていいですね。こうして何かあると気にかけてくれて」

佳菜子「カナはAちゃんのことも同じくらい大事に思ってるよ」

「ありがとう。私、元々友達って少ないから、そう言ってもらえて嬉しい。みんなに出会えて、こうして気にかけてもらえて。スケートやってて良かった、って思うよ」

刑事「結弦にも出会えてラブラブだし?」

「それは、まあ(笑)」

日野「今ちょっと大変なことになってるけど大丈夫?週刊誌もさ、せめて全日本が終わってからとかにして欲しかったよね」

佳菜子「どうせ出るんだったら全日本の前でも後でも変わんなくない?」

刑事「大事な試合前に、しかも直前にあんなの出されたら下手すりゃ集中力削がれるよ。それくらい想像つくでしょ普通」

佳菜子「ねえAちゃん。刑事がさっきからムカつくんだけど殴っていい?」

「それはちょっと(笑)」


みんなでワイワイ話していると、手元に置いていたスマホから着信音が聞こえた。


日野「電話?」

「はい。結弦から……」


さっきLINE送ったから、それでかけてきたのかな?


佳菜子「ゆづ、インフルなのに彼女に電話する元気はあるんだ?ね、せっかくだから出なよ!同期も揃ってるわけだし」

「あっ!」


私の返事を聞く前に、佳菜子ちゃんはビデオ通話のボタンを勝手に押した(笑)

もう。
たまに強引なんだから。

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設定タグ:羽生結弦 , フィギュアスケート   
作品ジャンル:恋愛
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優里奈(プロフ) - アベルさん» 今後のことは色々考えているみたいですね(^^)どんなことをやってくれるのか楽しみです!まだ少し気持ちの整理がつかないけど、ここの更新も、相変わらずゆっくりだと思いますが少しづつ続けていきますね(^_^) (2022年7月20日 6時) (レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
アベル(プロフ) - ゆづくんらしい会見でしたね。もう競技をしてる姿が見れないってなると寂しさが込み上げてきますが今後の活動をうっすら聞いて今は期待と楽しみに満ちています。どうか連載続けてください。私は待ってます (2022年7月19日 22時) (レス) @page17 id: e570546693 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優里奈 | 作成日時:2022年7月6日 21時

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