秘密にできない ページ31
オ「わーたーしが！きっグフ……何するんですか悪鬼さん」
悪『すまん。つい』
私が大きい音が好きじゃないのを知っているのに何故毎度大声で登場したがるんだ此奴は…つい蹴り飛ばしてしまった。
悪鬼『消太、私のこと皆に話してはないのだろう』
消「はい、この時間話せばいいことなので。ところで貴方が来たということは直接彼等に話すのですか？」
悪『あぁ…昼に出久が私のところに来てな。A組には直接話したくなったんだ』
それと、もし父上や雷虎兄様が言うような人に皆が該当しているかも気になるしな。
お「あの！悪鬼ちゃん…私、今朝あんな事言ってごめんなさい！体育館に集まった時に堂々と話してたけどデクくんが悪鬼ちゃん苦しそうだったって言ってたの。私もあとから考えたら、苦しかったのかなって思って…」
悪『大丈夫だよ、お茶子。私が教室に入って来た時皆目を逸らした。それは罪悪感からくる行動だろう。罪悪感がないのなら目は背けないからな』
やはり、気づいていたのは出久だけか…良かった、ポーカーフェイスまで出来なくなったのかと思った。
悪『１つ聞いていいか？これは出久には聞いたが皆にも聞きたくてな。私は貴方達の側にいてもいいのか？こんな私でも友と呼んでくれるか？』
全「「「あたり前/だ/だよ/ですわ」」」
良かった…俊典の方に顔を向ければいい笑顔でGOODサインをしていた。
悪『ありがとう…貴方達が知りたいこと答えられるだけ答える。どんどん質問してくれ！消太、まさか私の前で寝るなんてないよね』
消「起きてますよ…さすがに」
オ「じゃあ質問タイム始めだ！！」
普通、それは私が言うセリフでは…まぁいいか、今は何故か気分がいいからな。
百「はい！悪鬼さんはどこ出身なんですか？」
悪『イタリア北部にある深い森で1年中霧に包まれている所は知ってるか？通称死者の国、イタリア語で死者を意味するモルタと呼ばれる国出身だ』
天「国はその仕事を認めてるのか？」
悪『いや、私は10代目組頭でもあるが国王でもあるんだ。消太、説明頼めるか？』
消「……尾獣組は国ができる前から存在していた。尾獣組初代が孤児や貧しい人間などを拾い過ぎて国が出来たらしい。だから国王は代々尾獣組の組頭が務めている。で、あってますよね」
悪『あぁ、あってるよ。ちなみに私が不在の今は父上が代理を務めてる。次の質問は？』
梅「組頭とか聞くと刺青なんかを想像しちゃうけど、悪鬼ちゃんにもあったりするの？」
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朝水夜火(プロフ) - 御指摘ありがとうございます！ (2018年12月24日 14時) (
レス) id: 33ce986f6b (このIDを非表示/違反報告)
式(プロフ) - USJ編の所、オールマイトや13号の本名を言いながら生徒と会話をしていますが本名が生徒にバレてしまいますよ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝水夜火 | 作成日時：2018年10月29日 11時
