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コンコン
橙 「りゅう、オトンとオカンと少し話せるか?」
青 「……ん 下行くで先行っといて」
橙 「わかった」
橙 「流星もう下降りてくるで」
黄 「ぅん」
青 「オカン、おかえり、」
黄 「ただいま
お腹減ってない大丈夫か?」
青 「おん」
黄 「…最近学校で補聴器付けてなかったって聞いた
なんか理由があるんやんな? 教えて欲しい」
青 「うん… 最初は普通に忘れてもうてん
でも全然困らへんし、だからしばらくつけてへんかった」
黄 「そうやったんや」
青 「でも……久しぶりにつけたら頭痛がしてめっちゃ疲れやすくなってん、、だから付けるの怖なった ごめんなさい」
橙 「ちゃんと謝れて偉いな、つけなあかんってことも分かっとるんやんな?」
青 「うん……でも…みんなはせんでもええのに俺だけしなあかんのって思う、」
黄 「ごめんな、流星」
青 「オカンに謝って欲しいんやない、
でも…ちゃんと聞こえるように産んでほしかった、!!」
黄 「ほんまにごめん、流星
俺には謝ることしかできんくて、、健康に産んでやれんくて、申し訳ない…」
橙 「なぁ、流星初めて補聴器付けた時のこと覚えとるか?」
青 「え、ううん」
橙 「付けるまではどっから呼ばれとるか分からんかったり
平衡感覚が鈍くてよく転んでその度に流星はイライラして泣いて、そん時に補聴器作ってあげよって言い出したのが淳太くんやってん」
青 「そうやったんや 初めて知った」
橙 「これからも耳が聞こえんくてイライラしたり補聴器嫌になったりするかもせえへんけど、流星のためにもちゃんとつけて欲しい、なんかあってからでは耐えられへんから笑
これはオトンのワガママや それでも聞いて欲しい」
黄 「補聴器つけて後ろから流星って呼んだらいつもはキョロキョロしてんのにすぐ後ろ振り返ってママー!って笑顔で走ってきてくれてん…そん時涙止まらんくて笑」
青 「なにも覚えてへん……」
橙 「そらそうや あんだけ小さかってんもん
りゅうも大きなったな〜」
黄 「補聴器で頭痛なったりすんねやったら変えよ
流星がちゃんと納得してこれがええってのにしよ
そのためなら何回やって見に行って変える
オカンにもそんくらいさしてや」
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すみません、
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作者名:Koko | 作成日時:2022年10月1日 15時