# yellow love Ⅱ (ページ6)

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#sby ページ6

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俺の隣に、Aがいる。

信じられないけど、俺の彼女になった。

としみつやてつやを差し置いて、俺を選んでくれたA

大事にしないわけがない。

二人で俺のお気に入りの場所から紅葉を眺める。

「あぁ、まじで…」

貴「…なに？」

恥ずかしそうにこっちを見るAの手を握る。

「ばか可愛い」

そう。ばか可愛い。

俺のことを探して、ここまで来てくれた。

この場所を思い出して来てくれたAに対して、可愛いとか好きとか以外の感情が今出てこない。

貴「急にやめてよ…」

紅葉と同じくらい顔が赤くなった。

「…キスしていい？」

Aに向き直って、思わず言う。

…やべえ、ちょっと早かったか？

すると、さらに顔を赤くしたAが、恥ずかしそうに口を開いた。

貴「せっかくだから、あの紅葉の下がよくない？」

Aの指差す先には、ここ一番の大きい紅葉の木。

そういえば、あそこでキスをしたカップルはずっと一緒に居られるとかなんとか聞いた事がある。

「そういうの、好きなの？」

貴「いや、別にそういうわけじゃないけど…」

なんだよ、好きなんじゃん。

めっちゃ可愛い。

「…俺たちは、ここでいいんじゃない？」

ここは、俺にとって割と思い出の場所。

Aと二人きりで花火を見たから、俺にとっては特別だ。

貴「それは…、私もちょっと思ってた」

そう言って微笑むAはやっぱり可愛くて

俺は優しくキスをした。