# yellow love Ⅱ (ページ14)

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「ねえしばゆー」

黄「どうした？」

「私がしばゆーって呼ぶの、変？」

驚いたようにこちらを見るしばゆー。

黄「変も何も……俺しばゆーだし、そう呼ぶのは当たり前じゃない？」

まあ、それもそうかもしれない。

むしろあまり名前で呼ばれなれない彼にとって、急に呼び名を変えるなんてことの方が変なのかもしれない。

「そうだよね、ならいいの」

黄「なんで急にそんな事？」

「いや、なんか…。恋人なのにあだ名で呼んでるのってなんか、どうなのかなぁって思って…しばゆーは私のこと名前で呼んでくれるけど」

そういうと、少しニヤッと笑うしばゆー。

黄「ゆめまるに何か言われたでしょ」

「……なんでわかるの？」

黄「なんとなく？笑」

私がこんなこと言うキャラじゃないことはとっくにばれてたらしい。

黄「別に無理して変えなくていいよ。てか、俺がゆうくんって呼んでほしいって言ったら呼んでくれるの？Aちゃん」

「なっ……」

からかわれてる。

急にちゃん呼びされて固まる。

なんだか恥ずかしくなって俯きながら歩いていたら、気づけば私の家の前まで来ていた。

…私だって、やられっぱなしなんて嫌だ。

「送ってくれてありがとう」

黄「ん、じゃあね。おやすみ」

「…おやすみ、ゆうくん」

そう言って、しばゆーのほっぺにキスする。

…なんだこれ。自分でやっておいて、かなり恥ずかしい。

恐る恐るしばゆーの様子を見ると、顔を赤くして固まっていた。

黄「…あの、さ」

「はい、」

黄「想像以上に破壊力やばいから、これからもしばゆー呼びでいいわ。…たまに、そう呼んでもらえれば」

しばゆーに抱きしめられ、今度は唇にキスされる。

黄「そう言う反則な事も出来るんだね、俺の彼女は。まじで可愛い」

「…やるときはやるよ」

頭を撫でられ、やって良かったなんて思う。

そのまましばゆーと別れて部屋に戻った。

なんだかんだで、気づかせてくれたゆめまるに感謝だな(笑)