# yellow love Ⅱ (ページ12)

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茶「ねえいいでしょりょうくん」

青「…正直俺も限界だった」

帰ってきたりょうくんの虫さんの二人が訳のわからない話をしているのでキョトンとしていたら、りょうくんが勢いよく私に頭を下げてきた。

青「ごめんA！実はこれサブチャンで、初デートに二人の邪魔したらしばゆーとAキレるのかって検証してたんだけど…もう心が痛くなってきちゃった」

黄「は、そうなの！？」

茶「うん、Aがあまりに辛そうだからもう検証中止！本当に申し訳ない…。」

「そうだったの…？」

反応的に、しばゆーも何も聞かされてなかったらしい。

青「本当にごめん。俺らもう行くから」

茶「あとは二人で楽しんで！」

……なんだ、そうだったのか

黄「通りでおかしいと思ったわ…」

そういうしばゆーを見上げて、今からこの人は私が独り占めできるんだと思うと、急に嬉しくなった。

黄「うおっ…A！？」

「よかった、」

人目も気にせずしばゆーに抱きつく。

黄「…正直俺も、よかったと思った。まじで今日楽しみにしてたから」

しばゆーも同じことを考えてくれたのかと思うと、すごく嬉しくなる。

黄「ほら、遊ぼう？時間なくなっちゃうから」

「うんっ、あれ乗ろ！」

そう言って歩き出そうしたら、とっさに手を握られた。

黄「あと、やっぱり今日本当に可愛い。…急に抱きしめたのだって、反則だから」

「なっ…」

恥ずかしがる私をよそに、そのまま握った手を引いて歩き出すしばゆー。

…私には、それこそ反則です。