# yellow love Ⅱ (ページ2)

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#me ページ2

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てつやがいなくなったベンチにひとり座る。

空もすっかり暗くなり、周りの紅葉は綺麗にライトアップされた。

てつやは、この紅葉を私と見たくて告白してくれたのかな

桃「A」

ふと、名前を呼ばれて振り返る

「ゆめまる…」

桃「もう、こんなとこで何やってるの？」

「…ほんと、何やってんだろう」

ゆめまるが私の隣に座る。

「ゆめまるこそ、なんでここに？」

桃「んー？Aの背中押しに来た」

「え、なにそれ？笑」

桃「しばゆーの事だよ」

真剣な顔してゆめまるが言う。

なんとなく、そんな気はしてた。

ずっとうだうだしてる私に嫌気がさしたのかな

桃「てつやの事は俺らに任せてよ」

「…え、知ってたの？」

桃「や、それはごめん…」

って事は、てつやの気持ちを知ってて私の事も応援しててくれたの？

桃「でも、やっぱりAには後悔してほしくなくて」

「…うん」

桃「しばゆーさ、撮影終わってから早めに帰ってったんだけど、俺が思うに多分ここ来てるんだよね」

「それ、根拠あるの？笑」

桃「いや、俺の勘は当たる！笑」

ゆめまるが座りなおして、私の方を向く。

桃「だから、がんばれ。もしダメでも俺がちゃんと慰めてやるから！」

そう言って私の頭を撫でてきた。

「…うん、ありがとうゆめまる」

桃「どういたしまして」

「行ってくるね」

立ち上がって走り出す。

としみつもてつやも勇気を出して告白してくれた。

今度は私が勇気を出す番だ。

しばゆーが誰を好きだって構わないと言えば嘘になるけど

それでもいい、伝えたい。

もう逃げない。