# yellow love (ページ38)

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#me ページ38

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思ったより早く目が覚めてしまった。

隣の虫さんはまだ爆睡中。

起こさないように静かにみんなのいる部屋に行く。

布団組のみんなもまだ熟睡中。

静かに窓際の椅子に座って外を眺めてたら、ふと露天風呂に入ってないことに気づいた。

せっかく部屋にあるのに勿体無いので、露天風呂のある外に出て足湯のように足だけ浸かる。

「あったか………」

まだ朝早いので、少し涼しい状態での足湯は思った数倍気持ちよかった。

……としみつに、なんて言えばいいんだろう

あれから、確かにとしみつの事で頭がいっぱいになった。

もしとしみつと付き合ったらって考えてみたら、すごく楽しそうだった。

絶対大事にしてくれるし、幸せになれると思う。

でも、それでも私の心に入ってくるのはしばゆーだった。

なんで、私、いつのまにこんなに好きになってたんだろう。

「……やば」

やっぱりかなり涙腺緩くなってるんじゃない？私、笑

黄「…A？」

「あっ…しばゆー！？」

嘘、恥ずかしいところ見られるじゃん。

「お、起きてたんだ」

黄「うん、さっき……」

とっさに涙を拭ってしばゆーを見る。

黄「…泣いてるの？」

「あー…、なんか最近涙腺緩くって」

黄「そっか、…足湯いいね、俺も」

一瞬顔が歪んだ気がしたけど、それ以上は何も聞かず私の隣に腰を下ろす。

その時手が一瞬触れ合ってしまって、慌てて膝の上に移そうとすると、その手を掴まれた。

「え、……？」

黄「涼しいから、今だけ」

そう言って手を握られる。

……やっぱり好きだ。

どうしてそんなにドキドキする事ばっかりしてくるの？

「………っ…」

黄「あ、ごめん嫌だった！？」

「嫌なわけないじゃん」

私も手を握り返す。

泣きたくないのに、涙で滲んでしばゆーがよく見えない。

黄「A、…やっぱりなんかあった？」

「え…」

黄「昨日から、変」

……なんで、そういうのにも気付くんだろう