# yellow love (ページ32)

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#me ページ32

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部屋についてる露天風呂とは別に、大浴場に行って帰ってきた。

お風呂に入った後なのに汗をかきたいのか、てつやとしばゆーとりょうくんとゆめまるが卓球をしに行き、虫さんは寝室でまた寝ると言って、部屋には私ととしみつだけになった。

としみつは何やら鼻歌を歌ってる。

旅館の浴衣を着ているせいか、なんだかいつものとしみつより色っぽく見える。

「としみつは卓球行かなくて良かったの？」

緑「んー、風呂の後だからあんま動く気になれんかった」

「そっか。そうだよね」

思えば、としみつとはあまり二人きりで話すことがなかったように感じる。

緑「…Aは、行かんの？」

「うーん、私も同じ理由」

それもあるけど、少し違う。

今は、しばゆーの事を見るとまだ心がざわざわするから、少し落ち着きたかった。

「ねえ、としみつ」

緑「ん？」

スマホを見ながらとしみつが返事をする。

「…好きでもない子と、二人きりでいたいと思う？その、抱きしめたり…」

緑「は、何それ。誰かにされたの？」

「や、そう言うんじゃなくて」

スマホに注がれてた視線が私に向く。

緑「……A、こっち来て」

「え？う、うん…」

何かと思ってとしみつの方に行くと、手を引かれてとしみつの腕の中に引き寄せられた。

…つまり、抱きしめられてる？

「としみつ、…！？」

突然のことで頭が追いつかない。

緑「俺は、好きでもない子のこと抱きしめたりしないよ」

「………え、」

びっくりして顔を上げた瞬間

唇が塞がれた。