眩むほど、青く。 (ページ7)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:955 hit

〃ページ7

「Aは？」

『私保健委員～』

「似合わん。」

『いやなんで？？？？？？？』

何故か間髪入れずにバッサリと否定されてしまう。不本意だ。

「保健委員はお淑やかで家庭的な可愛い子がやるべき。」

『全部当てはまってる。』

「やば。盛大にぼけやがったコイツ。」

『なんなん！！！』

馬鹿にしたように口角を片方だけ上げて笑うとしみつ。それがやけにサマになるから余計に腹が立った。すると、私達のやり取りを隣で笑いながら聞いていたてつやが私の背中を二度、優しく叩いた。

「俺はAが保健委員でもいいと思うけど。Aに手当てされたい。」

『てつや………！！すき。てつや超好き。結婚しよ。』

「チョロ過ぎだろ。あとてつやきめぇ。」

嬉しさのあまりてつやの腕に抱きつくと、それを見たとしみつがご飯を喉に詰まらせて咳き込んだ。それをチャンスだと思い、散々馬鹿にされた仕返しに彼のお弁当に箸を伸ばす。

『としみつのミートボールもーらいっ』

「はっ！？おま、ふざけんな！それラス1やん！！！！」

プンスカ怒るとしみつを無視して、お弁当からかっさらってきたミートボールを味わう。相変わらず美味しい。多分冷凍だけど。