文化祭4 ページ16
午前の仕事は終わって私達の自由時間が訪れた。
「大丈夫?」と真希ちゃんに心配されたが、ナンパの件で怖かっただけと伝えたら「ボディーガード必要」と言ってすぐ、北斗とジェシー君、高地君を集合させた。
「あれ?樹は呼ばなくていい?」
「樹は後から来るって」
「そっか〜じゃあまず俺のクラスだな」
と、自分のクラスに自信ありな高地君。
高地渡辺クラスは宇宙の散歩道がテーマらしい。
「宇宙に散歩道なんてあるの」
「突っ込むところそこHAHA」
「おい櫻田!今に見てろ!びっくりするから」
『うちのクラスには勝てないよね!北斗!』
「まぁ、高地にはしゃがせとこう。」
と、私達が舐めてたのもものの数分。
「おぉ〜来た来たお前達〜。
ここは、ペアで散歩してもらうからな」
自信満々な渡辺君がお出迎えをしてくれた。
私は、ジェシー君と。
真希ちゃんは高地君と北斗回る事に。
「ほらどーぞ」と、渡辺君が扉を開けるとそこには真っ暗の道が。
『え、本当にこれ宇宙の散歩道?』
「いこう、Aちゃん」
そう言って手を繋がれてて中に入ると少しずつキラキラと道が光だした。
『うわぁ、綺麗』
「綺麗だね。」
ジェシー君の顔を見るとガチガチに緊張してる。
『えっ、どうしたの?』
「いや、なんか緊張しちゃって」
『えっ、ジェシー君から手繋いだんじゃん!』
「そうだけど、やっぱり好きな人と2人きりだとね。」
『.......』
そんなの照れるんだけど。
私がジェシー君の顔を見ると、ジェシー君と目が合う。
『明日.....告白の返事するから』
「うん。」
『ちゃんと、しっかり考えるね』
「分かった。いい返事待ってる」
そう言って、笑うジェシー君はいつもと違う悲しそうな笑顔だった。
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作者名:とぐさ | 作成日時:2021年4月13日 19時