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夕陽 ページ34
松村君は、凄く頭が良い．．．。
(真希ちゃんから後々聞いたら、学年でトップ3に入る位だった。)
勉強を教え合いながらすること、数時間。
あっという間に下校時間になった。
夕日が窓から差し込むと、松村君の綺麗な顔がとっても映えて、美しすぎて見惚れてしまった。
「何？何か顔に付いてる？」
少し照れながら話す松村君。
『いや、凄い綺麗だから』
「あぁ、夕日ね」
『写真とっていい？』
「うん。いいよ。」
あっさり承諾してくれた松村君をスマホのカメラで収める。
ﾊﾟｼｬｯ
「？？？俺？？？？」
『え、うん。そうだよ。
夕日と松村君。』
夕日だけを撮ると思って返事をした松村君だったが、私が撮りたかったのは松村君と夕日2セット。
久しぶりに写真が上手く撮れたので少し自慢気になる。
『凄い、綺麗に撮れた！』
撮れた写真を松村君に見せて『良いでしょ？』と言うと、照れながらも微笑んでくれた気がした。
「それ、俺に送ってよ」
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作者名：とぐさ | 作成日時：2020年10月20日 20時
