吉良ヒロトに引き取られた。〈２〉 (ページ12)

今日:8 hit、昨日:6 hit、合計:26,213 hit

61話ページ12

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

潤花は部屋で勉強をしていた。あと2日で
テスト一週間前。

潤花の大体の点数は

国語98 数学97 英語94 社会97 理科96
と、言った感じ。

潤花(はぁ………)

潤花は、ため息をついた。

潤花(あーもう！証明とかする意味ー！)

潤花は数学の問題に、イライラしていた。

コンコンッ

潤花(大体、もう答え分かってるんだから証明する意味ないじゃない………)

コンコンッ

潤花(こんなの絶対、将来の役になんか立たない……)

コンコンッ

潤花は、ドアをノックしている音に全然気が付かない。

怜奈「あの、潤花様？」
潤花「え？あ、はい！」

潤花は、怜奈の声でやっと気がついた。

潤花「どうかしましまたか？」

潤花はドアを開けた。

怜奈「お飲み物です」

潤花「あ、どうぞ」

潤花はマグカップを受け取る前に、怜奈を部屋に入れた。

怜奈「失礼致します」

怜奈は、机にマグカップを置いた。

潤花「これは…？」
怜奈「ハーブティです。心がリラックスしますよ？」
潤花「ありがとうございます」

潤花は、怜奈に微笑んだ。

怜奈「いえ…」

怜奈は潤花を見ながらニヤけた。

怜奈(潤花様…最近はよく笑っていらっしゃいます…潤花様の笑顔は癒しですわぁ♪)

怜奈「では」

怜奈は部屋から出ていった。

潤花(怜奈さん、何ニコニコしてたんだろ…)

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

潤花は晩御飯を済ませ、部屋へ戻ろうとした時、ヒロト達が帰ってきた。

潤花「あ、おかえりなさい」

潤花はヒロト達の傍に駆け寄った。

ヒロト「潤花、ただいま」
リュウジ「ただいま」

ヒロトとリュウジは、笑顔でかえした。

そして、リュウジはなぜか潤花の頭をポンポン。

潤花「わっ…なにするですか」
リュウジ「何となく…ね…そうだ！潤花」
潤花「はい」
リュウジ「後で、サッカーしない？」
潤花「どうしてですか？」
リュウジ「息抜きにね」
潤花「はぁ…別にいいですけど」
リュウジ「よし！じゃあ、後で来てね！」
潤花「はい」

潤花は少し不思議そうに思いながら、その場を去っていった。

ヒロト「なに、考えてるんだ？」
リュウジ「いいんじゃん。別に」
ヒロト「あの資料を今週中に"美月"に、渡さないといけないから、僕は出来ないよ？」
リュウジ「あんな資料くらい、2日程度で出来るだろ？大丈夫だよ」
ヒロト「いや…でも…」

ヒロトは、少し戸惑っていた。