吉良ヒロトに引き取られた。〈２〉 (ページ1)

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50話ページ1

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祝！50話！
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潤花「………」

潤花は鏡に映る自分を見る。

潤花「綺麗な髪…か。もう、お母さんなんて………気にしなくていいのに。なのにどうして…ずっと残ってる。頭の中に。忘れたいのに。忘れられない………私の名前は“君島潤花”だ」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

朝。

潤花「ぅ…ん…」

カーテンから指す太陽の光。

潤花「んー……ふぁぁぁ〜」

あくびをしながらベッドから身を起こすと、聞き慣れた男性の声がした。

？？「おはよ。潤花」
潤花「んー……あ、ヒロトさん。おはようございま………えぇ！？」

どうしてか、ヒロトが潤花のベッドに座っていた。そして、みるみる潤花の顔は真っ赤に。

潤花「ど、どうしてヒロトさんがここに！？」
ヒロト「君を起こしにさ。潤花の寝顔、可愛かったよ？」
潤花「か、からかわないで下さい！///起こすなら普通に起こせばいいじゃないですか！」
ヒロト「ニコ)今日は君とサッカーをする日だ。楽しみで仕方なかったよ」
潤花「………………」

潤花は、突然暗い顔をした。

潤花(ヒロトさんとサッカー……)

ヒロト「………潤花」
潤花「はい…？」

ヒロトは、潤花にグッと近づき潤花の顎を上に持ち上げた。

潤花「//////」

潤花は、ヒロトを大丈夫ただただ見つめていた。

ヒロト『僕は君の家族になりたい』

潤花「家族……………
ｷｯ)家族なんていらない！！！必要ない！！」

バシンッッ

潤花は、ヒロトの手を振り払った。

ヒロト「……………」

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

リュウジ「さぁ！やるよー！って、あれ？」

ヒロトと潤花は、目を合わせようとしない。
リュウジは、ヒロトにヒソヒソと話しかけた。

リュウジ「おい、ヒロト。どういう事だよ」
ヒロト「いや……別に……」
リュウジ「はぁ？」

リュウジは、ヒロトに溜息をつき潤花に話しかけた。

リュウジ「さ、やるよ。潤花」
潤花「………はい」
リュウジ「僕からボールを奪ってみて！！」

リュウジはドリブルをし始めた。
潤花は、それを懸命に追いかける。それをヒロトは見ているだけだった。

ヒロト「…………」

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潤花《家族なんていらない！！必要ない！！》

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ヒロト「クッ………どうしたら潤花と…」
怜奈「あの、ヒロト様……」

後ろを振り向くと、そこに怜奈が立っていた。

ヒロト「怜奈…どうしたんだい？」
怜奈「これ…」

怜奈が、ヒロトに渡したのは１枚の写真だった。