8話 ページ9
「しにー、ワラクラでやるの賛成だってさ」
『ホントですか!?』
死神くんは嬉しそうに声をあげると、スカイプを切った。
「って切るの!?」
ともさんも苦笑いを浮かべながらスカイプを切った。
死神くんは返信が気になるからと、唯一スカイプを切らずに待っていたのだった。
その日撮ったマインクラフターの日常では死神くんのテンションが以上に高く、ゲームで瞬殺だったとかなんとか……。
〜その日の動画〜
『見つけましたよクロノアさん!』
『ぺいんとさん、やっちゃってください!』
『タヒね、クロノアァァァ!!!』
『ちょっと待ってくださいよ、ぺいんと!あぁぁぁぁぁぁ!!!』
『なんか、死神くんのテンションおかしくない?』
『トラゾーさん、俺も思いました』
『トラゾーさん見つけましたよ!』
『げ、死神くん!?ちょまっあ……』
『……しにー、そんなに嬉しかったんだ……』
『そうですよ!あのあと他のゲームもやったんですけど、全部テンション高くて……』
二人はテレビから流れる赤ペンラジオを聞きながら夕食をとっていた。
「死神さん、なんかいいことあったのかな?」
「ロリにでも抱きつかれたんじゃない?」
「A……」
明らかな失望の色を浮かべて春香はAの顔を見つめた。
「もしくは、私たちとのコラボが嬉しいとか!」
「自意識過剰も程々にな」
ふざけ半分に言ったことが正答とは知らない二人は、赤ペンラジオを聞きながら箸を進めた。
今日の夕食はラーメンである。
6人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
自称美少女www(プロフ) - ミカンさん» ありがとうございます!!!少しずつではありますが、投稿していこうと思います・:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2018年5月28日 19時) (レス) id: 6f701a0ce4 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - 面白いので頑張ってください (2018年5月28日 19時) (レス) id: fc9c156393 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:仁奈 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年5月22日 14時