38話 ページ39
「というか、ともさん」
「んー?バステンさん、どしたの」
「本当に飲みに誘うんですか?」
バステンさんはともさんの携帯を除きながら呟いた。
画面にはともさんとAのLINEが表示されていた。
そして、文字の編集画面には二人を飲みに誘うような文面が見て取れた。
「一応やっとかないと女性陣がうるさいから」
ともさんは笑いながら送信ボタンを押した。
少しして、テレビからLINEの受信音が響いた。
『おい、ウサギ……LINEの通知くらい切っておけよな』
『ごめん、忘れてた』
ともさんがテレビから携帯に視線を戻すと、ちょうど既読がついた。
『……ネコ、んっ』
『んだよ……へ?まじ?』
『まじ』
『ガチ?』
『ガチ』
少しの間、沈黙と設定画面から動かなかった。
そして、ようやく設定画面から動いたかと思うと、返信が来ていた。
そこには短く、是非とも。と、書かれていた。
「ん、おけ」
ともさんは嬉しそうに笑うと、画面を戻した。
そして、未だに飲み続けている女性陣に
「今度の日曜行くよー」
と、声をかけた。
すると、3人は楽しそうにはーいと返事をした。
「理解してますかね?」
「どうだろ」
バステンさんの問いかけにともさんは笑いながらグラスを傾けた。
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自称美少女www(プロフ) - ミカンさん» ありがとうございます!!!少しずつではありますが、投稿していこうと思います・:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2018年5月28日 19時) (レス) id: 6f701a0ce4 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - 面白いので頑張ってください (2018年5月28日 19時) (レス) id: fc9c156393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仁奈 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年5月22日 14時