37話 ページ38
『おらよ』
そして、春香が渡したのは灰色の羊毛。
「き、気づいてない……」
「あーあ、耳が灰色に……」
「お腹痛い」
お酒も入っているからか、いつもより皆はつぼが浅く笑っていた。
ソーラさんとバステンさんが一生懸命介抱をしていた。
「あ、スライム削ってる」
あちゃみさんがテレビに指を指すと、テレビの中では春香がAが高い所を作業するために積み上げたスライムブロックを、Aが立つ足場以外削っていた。
高さ的に落ちれば落下死の高さである。
『って猫、これ灰色の羊毛じゃん!白とってよ!』
『自分で取れ』
『ケチ!』
そう言うと、Aはスライムブロックを削った。
『え……』
《tokeiusagiは地面と激突した。》
『猫ーーーーーー!?』
『今日の撮れ高だな』
『やかましいわ!』
不幸と言うかなんというか、復活したのは前回のLIVEで行った廃坑だった。
『なんでここ!?』
『帰ってから寝てねぇだろ』
『あっ』
かくして、Aは徒歩で帰宅することになった。
因みに、前回のときはエリトラで向かった。
『視聴者さん、ごめんなさい……』
『うわぁ、つっまんねぇ画面』
『誰のせいだと!?』
『俺をパシッたお前の所為』
『あ、はい』
流石に同じ画面を流しすぎるので、春香がAの分のエリトラを持って飛んできて、五分ほどで帰還した。
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自称美少女www(プロフ) - ミカンさん» ありがとうございます!!!少しずつではありますが、投稿していこうと思います・:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2018年5月28日 19時) (レス) id: 6f701a0ce4 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - 面白いので頑張ってください (2018年5月28日 19時) (レス) id: fc9c156393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:仁奈 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年5月22日 14時