検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:2,693 hit

15話 ページ16

撮影当日。

『これ、何クラにする?』
『ミラークラフト、略してミラクラ』
『ワラクラと似てますね』
『ワンダークラフト、略してワンクラとかどう?』
『朱里さん、そらないわ』
『なんでなん?』

不服そうに朱里さんが声を上げる横で、Wonderlandの二人はせっせと木を切っていた。

「木ーを切ーろーおー♪」

鼻歌とは、いい難い音量で歌っていた。

「ウサギ耳障りだ、やめろ」

そして、春香はそれを一蹴してしまった。

『俺の歌、耳障りかな?』
「いえ、こいつの歌が耳障りなんですよ。音痴なくせに」
『音痴言ったらともさんのが音痴ですよ』

ぺいんとさんはたまらないと言いたげに笑い声をあげた。

『よし、ぺんちゃん死にたいんだね』
『え、違っ……なんで剣があるんですか!?』
「あ、俺が渡しました」
『余計なことぉぉぉぉ!!!』

数十秒後、ぺいんとさんは儚く散った。
持ち物はなかったため、少しばかり派手さが足りないとともさんは呟いた。

『それにしても、MOD入ってるわりにいつもと風景が変わらんのやね』
「そうですね。アリスは最初、普通の森から穴に落ちるので」
「ここはまだスタート地点なんですよ」
『おお、もしかしてこれからどこかにいくんですか?』
「はい!」

すると、死神くんは嬉しそうによっしゃと、言った。

『それで?異世界に行くにはどうすればいいの?』
「木からたまにアイテムが落ちるんです」
『そのアイテムが異世界への扉ってことか』
「はい」

16話→←14話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

自称美少女www(プロフ) - ミカンさん» ありがとうございます!!!少しずつではありますが、投稿していこうと思います・:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2018年5月28日 19時) (レス) id: 6f701a0ce4 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - 面白いので頑張ってください (2018年5月28日 19時) (レス) id: fc9c156393 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:仁奈 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年5月22日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。