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第７話『責務』 ページ8
しばらく二人が話していると、カリファが
「アイスバーグさん、そろそろお時間です」
「次はなんの予定だ？」
「新聞社の取材、老人ホームでの公演が控えております」
テキパキとしたカリファの説明に、アイスバーグは明らかに不服そうな顔をした。
「全部キャ……」
「では、お仕事があるようなので失礼しますねー♪」
アイスバーグの回答を遮ってアイラは別れを告げた。
「まさか、サボったり……しませんよねー？」
いつもの笑顔のまま、アイラは言った。
逆らうな、とアイスバーグの本能は叫んでいた。
「アイスバーグさん、先程の仕事の10分前です」
「ンマー!!行くぞ！」
アイスバーグは足早にその場を去った。
そしてカリファもついて行ったが、その際アイラの方を見ると軽く目配せをした。
アイスバーグが全く見えなくなると、アイラの肩にハトがとまった。
「ハットリくん、お元気ですかー？…………良かったですー♪え？ルッチくんがですかー？」
アイラの質問に答えるようにハットリは鳴いた。
「いつ見ても不思議じゃのぅ」
カクはアイラがハットリと話しているのを観てそう言った。
「幼い頃から話せてますから慣れてますー♪」
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作者名：仁奈 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月17日 13時
