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第６話『謝罪』 ページ7
もともと造船所のへ向かっていたアイラ。
造船所へは意外と早く着いた。
「おい、パウリー。どこへ行っていた」
と、鳩が言った。
「る、ルッチ……」
数メートル後ろでアイラは、その様子を見ていた。
すると、横腹に強い衝撃を感じた。
慣れっこなのか、アイラはゆっくりとそちらをみた。
「いつの間に来ておったんじゃ！全然気づかなかったわい！」
満面の笑みを浮かべたカクがアイラの横腹を蹴り上げていた。
「カクくんもお久しぶりですー♪相変わらず足が早いですねー♪」
「アイラ以外にはこんなことせんわ」
「そうですかー♪なら安心ですねー♪」
カクに負けないくらい、アイラも笑顔を浮かべた。
「ンマー、なんだこの騒ぎは」
「アイスバーグさん、見逃してくれんかのう」
どこから現れたのか、アイスバーグは秘書のかリファと共に騒いでいる大工たちを見つめた。
仕方なしにアイラはアイスバーグに声をかけた。
「私の所為なんですー♪アイスバーグさん、許してくださいなー♪」
「ンマー、アイラじゃねェか？久しぶりだな」
「そうですねー♪アイスバーグさんは相変わらず市長としてこの街を支えてるんですかー？」
「まぁな。秘書が優秀なだけあるわ」
「セクハラです」
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作者名：仁奈 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月17日 13時
