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第１３話『出航』 ページ14
「もう行くのですか？」
カリファは、小舟に荷物を積むアイラに声をかけた。
「少し長居しましたからねー♪行きたいとこがまだまだあるんですよー♪」
「ンマー、相変わらず自由だな？」
「アイスバーグさんに言われたくありませんねー♪」
アイラが笑顔で言うと、流石のアイスバーグも口を噤んだ。
「次はいつ来るんじゃ？」
「そうですねー、行きたいとこを周り終えたらまた来ますよー♪」
アイラはそう言いながらカクの頭を撫でた。
カクも気持ちがいいのかされるがままになっていた。
「必ず来るッポー」
「ええ、必ずー♪ハットリくんも元気にルッチくんを支えてあげてくださいなー♪」
「クルッポー」
カク同様、アイラはルッチとハットリの頭も撫でた。
「さて、長居はしたくないので行きますー♪皆さん、お元気でー♪」
こうしてアイラはウォーターセブンを後にした。
島が見えなくなると、アイラは唯一の手荷物のハンドバッグから電伝虫を取り出した。
プルプルプル……プルプルプル……ガチャ
電伝虫特有の呼び出し音の後、通話相手が受話器を取った。
「ええー♪今はどちらにー？あー、あの島ですかー♪分かりましたー♪」
数分の会話の後、受話器を置いた。
次に取り出したのは大量のエターナルポース。
「えーと、あ、これですねー♪アラバスタはー♪」
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作者名：仁奈 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月17日 13時
