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8話 ページ9

あれから半年ほどがたった。

外の空気は冷たく、
庭にある桜は葉を真っ赤に染めていた。

松本先生はとても優しく、
医学を教えながら私をここへ置いてくれた。

タダで置いてもらうのはなんか、と思い
私は家事を積極的に手伝った。

そして、いつまでもここにいる訳には
行かないため、必死に医学を学んだ。

松本先生いわく、今日は少し出かけるそうだ。

手伝って欲しいとの事で、
私も着いていくことになった。

松本「もうすぐ出るから、用意をしておくんだ」

貴方『分かりました』

私は松本先生に言われた通り、
出かける準備をする。

髪の毛を高い位置で結び、刀を腰に差す。

羽織を腕に通し、着る。

貴方『よし、』

とりあえず準備終わったし、

あ、忘れ物

私は机の上に置いてある
医学の事を少しまとめた紙を
懐にしまう。

今度こそ準備が終わり、
部屋を後にする。

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作者名:優南 | 作成日時:2019年9月21日 17時

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