18話 ページ19
確か、どっかに、、、
あった!
私は物を持って庭へ出る。
布を井戸の水で濡らし、
しぼりながら平助の元へ戻る。
平助君は大人しく待っていた。
貴方『少ししみると思いますが、これを毎日塗れば治るはずです。』
私は平助君の手を取り、濡らした布で
血を拭い、私が作ったオロナインっぽい
塗り薬を豆の部分に塗る。
え?そんな薬作れるわけない?
なんか適当に作ってみたら出来て
しまったのだ。
ちゃんと私の傷で実験してあるから安心したまえ〜
って信じられないよね笑
まいっかー
平助「ヒイィィィ〜」
とてもしみてヒリヒリしているのか、
平助君は小さい悲鳴をあげる。
私は清潔な方の布を手に巻き付けた。
恐らくこれで大丈夫かと。
平助「あれ、もう終わったの?はやくね?」
平助君は目を丸くし、こちらを見つめた。
まぁとても可愛いこと♡
貴方『そんなことはありません。とりあえず、努力することは良い事ですが、やりすぎは気をつけてください。』
平助「わかったよ、ありがとな」
平助君はしょんぼりしながらも、
私に礼を言って部屋へ戻って行った。
貴方『いえ、これが私の仕事ですので』
あー、平助君可愛すぎやろ〜ダメだ我慢。
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作者名:優南 | 作成日時:2019年9月21日 17時