エピソード2 ページ3
それにしてもあの 大きくて丸い何か の正体は.....
「.....飴玉」
あんな大きな飴玉実際に作ったらどれくらいの重さになるのかな...
夢に出てきた飴玉の重さはラギーだったけど...
.....重い
ラギーはいつもおれの腹の上に乗りながら起こす。
なんでだ...
まぁおれが起きないからだろうけど...
「ん?飴玉ならそこの...ってちゃんとオレの話聞いてるんスか!」
え...そのままの状態で話すの...?
「.....聞いてるし...重い...」
ラギーより耳いいもん...さっきも思ったけどなんでいつもおれの腹の上に乗って起こすの...
身長差あるのわかってる...?きみの方が少し重いのわかってる...?
「Aが早く起きないからでしょ!」
「.....」
...ちょっとラギー口元緩んでた...
...絶対バカにしてる
.....??...もしかして今心読まれた?
仮にそうだとしたら後半スルーされたことになるけど......
「...ふっ...か、おに出てるんスよッ...シシっ」
...顔に出てる...?自分で言うのもなんだけどおれ近所の子たちに何考えてるかわかんなくて怖いっていつも言われる...
ごどもは常に正直...
.....自分で言って悲しくなった...
「あらら、よしよし」
ラギーがおれの頭を撫でてくれる
のはいいんだけど早く降りて.....いつまで乗ってんの...
あとちょっとまだ口元ニヤついてるのわかってんだから
「ほらさっさと準備してっ!今日は大事な日なんスから!」
ラギーがおれの上から退き布団をはがす
寒い.....
「?.....大事な日?」
「わすれてたんスか?今日は入学式ッスよ!」
入学式?.....
...それおれたち関係なくない...?
入学式はおれたち2年は関係ないはず...寮長か副寮長じゃない限り
なんであんなめんどくさそうなの積極的にできるの.....おれだったら絶対むり
「違う違う! その後!」
...あと?
ていうかラギー当たり前のようにおれの心読んだね
おれはきみが怖いよ...
「新入生の歓迎会!オレら2年とレオナさん以外の3年生はその準備ッスよ」
...前言撤回レオさん卒業したらおれが寮長になろう
サボり放題......ラギーいる限り無理か...
ていうか、
「こんな朝早くから準備しなくても...」
入学式は夜だからまだ大丈夫...
「なにいってんの!もう昼過ぎてるッスよ!」
「...え」
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作者名:シュークリーム | 作成日時:2022年11月29日 5時