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推し【うらたぬき】カレシ【志麻】 ページ9

「ねぇ。志麻さん。何をお怒りになっているのか、教えて下さいませんか?」



志「自分で考えてみぃ」



とまぁ。こんな状態でして、家に帰って来たらムスッとした彼がいたから、なんで機嫌悪いのか分からない。


どうしたものか…




志麻side


家に帰るとうらたさんがキャスを始めていて。ふと聞きに行ってみたんだけど、そこから聞こえたのはうらたさんだけでない、彼女の声



まぁ、彼女も活動している身だから、みんなからすればおかしくない状況だが、カレシの俺に何も言わずに他の男の家に上がっている。ということに、とてつもなく腹が立っていた。





帰ってきて、言うの忘れてたごめんね。くらい言ってくれたのなら、変わっていたのかもしれないが…


当の彼女は、自分の犯した罪に鈍感なようで、中々気づく気配を見せない。



「ねぇ。なんで?楽しんでたゲームのデータ飛ばしたの怒ってる?それとも、実はこっそりゲーム実況し始めてるのに怒ってる?コントローラー隠したこと?どれ?」


すべて違うし、知らない事実だけどそんなことよりだ。



志「はぁ」


グイッ


困り眉で必死に考えてる彼女の腕を引いて胡座をかいた俺の足に座らせる。


「ど、どうしたの?」


戸惑ってる彼女の肩口にデコを乗せて。


志「今日。なんで、うらたさんと配信するって言うてなかったん?」


「そ、それは、今日決まったし、志麻くん気にならないかなぁと、ダメだった?」


志「ダメだった。ダメやったけど、俺が言えるわけじゃないし、ただな?俺カレシで、他の男の家にAがおるってのがさ、妬けた」



我ながら、なんと女々しい。


だってさ、しゃあないやん。こんな所で悪いけど、彼女こたぬきやで?心配になるんも分からんではないやろ?



彼女の肩口にデコを乗せたまま腰に手を回して抱きしめる。

すると彼女は、ふっと笑って


「離れてかないよ。まだ、私の彼氏でいてね」


だってさ。


はいもちろん。答える代わりに、腕の力を強めた。

御礼とお願い→←推し【まふまふ】カレシ【そらる】



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設定タグ:歌い手 , 短編・中編 , 適当   
作品ジャンル:恋愛
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暁紫(プロフ) - ふりこちゃんさん» はい! (2018年12月25日 22時) (レス) id: 8cc2030db5 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこちゃん(プロフ) - 暁紫さん» こちらこそありがとうございます!お互い頑張りましょーね! (2018年12月25日 20時) (レス) id: cc1b97e9c0 (このIDを非表示/違反報告)
暁紫(プロフ) - ふりこちゃんさん» ありがとうございます!こんな大人気作者様に読んでいただけるのは天にも登る気持ちです! (2018年12月25日 20時) (レス) id: 8cc2030db5 (このIDを非表示/違反報告)
ふりこちゃん(プロフ) - なんか、キュンキュンしますねw楽しく読ませてもらいました! (2018年12月25日 20時) (レス) id: cc1b97e9c0 (このIDを非表示/違反報告)
りーく(プロフ) - 暁紫さん» こちらこそありがとうございます!標準語ですよー!楽しみに待ってます♪ (2018年12月6日 0時) (レス) id: 3198c1e3e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁紫 | 作成日時:2018年7月22日 0時

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