散歩 ページ5
はぁー……歩いてきたけど……苦しくなってきた。
そろそろ戻ろう……
ドンッ。
誰かにぶつかった……。
??:ん?誰よあんた。
待てよ……?嫌な予感。
??:ん。あっ!芽生じゃん!笑
この声は……院内学級で散々私をいじめぬいてきた工藤英里……。
英里:え?どーしたの?また発作起こっちゃった?www……。あんたなんか死ねばいいのよ……。
「……。」
こんなことを毎日言われて院内学級にはほとんど行ってなくて頭が悪いまま中学校にいったのも全て英里のせいだ。
やばい。なんか息が変……。
「スー……ハァハァ……苦し……い……英里……佳……助け……て…………」
英里:は?あんたなんか助けるわけないじゃない。笑
「なんでよ………………」
ーーーーーー
乃愛sideー
芽生が散歩にいったままあまりにも帰ってこないから探したら倒れていて急いで緊急処置。あんまり大きい発作ではなかったようだけど……
春人:芽生!!芽生!!
「芽生ちゃん!」
芽生:ん……。ハァ…。春……人?乃……愛……?ハァハァ
春人:芽生落ち着いて……。なにがあったんだ……。ただの発作?
芽生:違……うあ……の……ね……ハァハァ…。く…どう…………ハァハァえ……り……が……すべて……悪……い。ハァハァ
くどうえり。
芽生ちゃんはまだ呼吸値が安定してなくて途切れ途切れだったけど、確かにそう聞こえた。
春人:くどうえり?誰だそれ。
私は春人に耳打ちした。
「5年前芽生ちゃんが病院にいた時、院内学級で芽生ちゃんをターゲットにした壮絶ないじめがあったらしいの。私はその時いなかったからあんまりわからないけど。そのリーダーがくどうえりさんらしいよ。」
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作者名:わさびのり | 作成日時:2016年5月18日 23時