君へのプレゼント (ページ17)

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クリスマス当日。

すぐ近くのAの家まで行き、プレゼントを忘れたことを思い出して一回帰宅、笑

その後またすぐにAの家の前に行き、ピンポンを押した。

Aのオカンが出迎えてくれて、そのまま食事をした。

「今日のお母さんほんま変すぎ、笑」

「そんなことないやんか、優しくて羨ましいぐらいやで笑」

「じゃあ流星へのクリスマスプレゼントはうちのお母さんやな笑」

「いやそれはあかんやろ笑」

食事が終わった後Aの部屋で喋ってるんやけど、なかなかプレゼントを渡せへん。

折角クリスマスプレゼントの話題になったのに、その話題も去り、時間だけが過ぎていた。

“もう、早う渡せ流星！！”と心の中の自分に喝を入れた

「俺そろそろ帰るわ！あとコレ置いてくな！じゃ！」

＿＿＿はいいものの、プレゼントだけを置いて俺はAの家から出てきてしまった。

「俺ほんまに渡したやんな...？あれで意識してもらえるんかな、」

プレゼントの袋の中に入っている“あの紙”の事を思い出して顔から火がでそうなほど暑くなる。

【 Aへ

俺の事意識しろやぼけ！好きなの気づけあほ！】

「え...なんなんこれ、流星ずるいやん、」

そして、“あの紙”を見て、俺の脳内妄想だけやなくてほんまにAが顔を赤くしているのを俺は知らない。

俺の作戦...大成功？

『不器用ボーイ大作戦』END

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